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☆小室哲哉インタビュー☆

とりあえず、部分抜粋をしてみました(´∀`)

☆楽曲ではなくブランドとしてヒットソングが生まれている。

インタビュアー=90年代半ばのメガヒット時代とは変わってきた。

小室さん=そうですね。僕も90年代は、流れてきた一発目の音色だったり、歌やメロディー、音の雰囲気など楽曲のインパクトで、アーティストであったりシンガーを覚えてもらうことに重点を置いていて、当時のタイアップ楽曲を聴いてもあまり商品やドラマが浮かんでこないと思うんですよ。それよりも歌っている人や楽曲全体の印象の方が強いと思います。


インタビュアー=そういう楽曲でもヒットする時代だった。そして今は違う流れに。

小室さん=やはり経済的な今の日本の市況の影響も少なくないと思っています。クライアントやスポンサーといった、お金を出すところが一番上にいるとしたら、そこに楽曲が直結して、売上に貢献してほしいという表れなのかなと感じるんです。かつてのように『音楽は音楽で一人歩きして売れていってほしいのですが、よかったらうちの商品と一緒に組んで、それぞれ売れていきましょう』というWin-Winの関係を求める余力がないというか。今は『その商品なり何なり、もしくはお店なりドラマなりを、音楽でとにかくみんなに印象を植え付けてくれ』、という考え方に近いように感じます。


インタビュアー=となると、楽曲のパワーやクオリティは昔と今は同じではない?

小室さん=同じではないですね。ヒット曲=覚えやすい、わかりやすいということなんですけど、今は作り手、歌い手の想いやワード(歌詞)が重要視されて、そちらに日和見しないといけないですよね。そして、制作費を抑えられている中でどれだけのインパクトを与えなければいけないかを、代理店の人が制作会社にむりやり言うわけです(笑)
たとえ経費が10分の1に削られても、以前と変わらないインパクトを与えてくれ、と。たとえば、浜崎さんの場合は、すでに浜崎あゆみというブランドが完成されているので、そこを中心に考えていけばいいですよね。逆にAAAのようにキャリアが浅い場合は、クライアントのことも考えながら、自分たちのことは自分たちで独自のブランド作りをしていかなければならない。


インタビュアー=日本の経済環境も音楽にかなり影響を与えているわけですね。

小室さん=もう少し余裕があると、もっと芸術的、アートというところに向かって音楽が軌道修正されるのかなと思います。秋元康さんのAKB48における手法も、今僕が言ったようなブランド作りからの商品化ですよね。ブランドと楽曲のどちらが上に立つかというと今はブランドの方が上ですから。



☆マーチャンダイズ化して流通するパッケージ音楽

インタビュアー=つまり、こういう環境だから音楽のマーチャンダイジングという道も生まれた。

小室さん=そうですね。CDのパッケージもマーチャンダイジングの分類に移行しつつありますよね。とりあえずプレビューとして配信などで気軽に視聴して、You Tubeでプロモーションビデオを自由に見ることができてしまいますし。僕たちクリエイターも逆にプロモーションに使っているわけですから、音楽が優位に立つヒット曲や、芸術性の高いものとして突き詰めるのは難しくなってきているのはそういう理由ですね。


インタビュアー=今はデジタルとフィジカルの両面で音楽が流通しています。

小室さん=日本は、アメリカのカルチャーを追従する傾向にあるんじゃないかという気がします。今やニューヨークの街に大型CDショップがなくなったということは、誰一人ショップでCDを買わないということなんですよ。アマゾンとかネット上ではダウンロードという形でショップはあっても、土地を有してそこにパッケージを置く場所は無であると。そしてアメリカと似ている韓国はCDでの発売よりもダウンロード中心。だから売上低迷と言われていても、日本は世界の中でもCDが売れている方なんです(笑) でも、将来的には日本もアメリカや韓国に追従する可能性が高いと考えています。


インタビュアー=そうなるとCDには、ライブ会場で売られるマーチャンダイジングのアイテムの一つという新たな道も?

小室さん=そうですね。そこに足を運んだ記念として、確実に何かを形にしておくため、という意味でパッケージCDはあると思うんです。音楽配信は電子書籍と同じで、本屋さんが営業していない時間に、すぐにダウンロードで手に入るのがメリット。手に持った厚みや感触として本がほしくなった場合のみ、取り寄せるなり買うなり、ということになると思いますね。映画もついにiTunesでサービスが始まってしまいましたから、映像のDVDパッケージに関しても、今後変わっていくことでしょうね。書籍、映像、音楽、あとはアミューズメントもこれからデジタル的な進化を遂げると思います。


インタビュアー=ただ、それとは裏腹に、違法などコピーの諸問題も指摘されています。

小室さん=配信だと、CDのミリオンセールスよりも、それ以上の数がはじき出される可能性もあります。CDの時代も友だちが買ったものを貸してもらって、それをカセットやMDにコピーしたりということはありましたよね。今はさらに、一人で買ったものが学校のクラス40名にコピーされる状況が出てきていると思う。でも、そんな考え方よりも『まずは音楽を多くの人に知ってもらうためのツール=音楽配信』と認識するほうがいいですね。1ダウンロードいくらで、1円でも多く稼ぐということは考えないで(笑)
そして、その先のアートにつなげていければいいんです。そして今後は、そのアートに触れる場=『生演奏やライブ』の価値観をどんどん高めていけばいい。実際に生で体感することによって、そこには希少価値が生まれる。ここの部分をクリエイターに還元する方法はないのかな、と考え、そんな新たな可能性の広がりに期待しています。


インタビュアー=『ライブ=アート』とする考え方は、クラシック音楽のコンサートのような音楽的な起源に戻っている感じですね。

小室さん=近いですね。その日、そこでしか聴けないという感覚は貴重です。それでいいと思うんですよね。ただ、たとえば日本武道館の中は素晴らしい音楽空間だったとしても、一歩外に出て駅まで歩いてしまうともう現実の世界が待っている。家に着くころには感動も薄れているのが今の状況かもしれない。でも、今後はもうちょっとクラシック、それこそモーツァルトの時代みたいに舞踏会でもいいし、王宮に選ばれた人しか来られなかったというような、その価値に浸れて酔いしれたまま眠りにつくことができるような、もっと特別な価値観を一つのコンサートに見出せるようになればいいかもしれないですね。


小室哲哉インタビュー『昔と違うヒット創出のロジック』
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